[Alexa for Business] デバイスの初期化の方法が変わっていたので纏めてみた

[Alexa for Business] デバイスの初期化の方法が変わっていたので纏めてみた

Clock Icon2019.07.02

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1 はじめに

CX事業本部の平内(SIN)です。

Alexa for Businessは、発表(Invent 2017)から2年近く経ちましたが、残念ながら、現時点でも利用できるのは、バージニア・リージョンのみで、日本語には未対応です。

今回は、ちょっと試したいことがあって、久しぶりに、デバイスの登録を行ったところ、その要領が、変わっていたので、ちょっと纏めておきたいと思います。

雑に言ってしまうと、変化したのは、ネットワーク(Wi-Fi)の設定です。 以前は、デバイス初期化ツールから、1台づつ設定していたのですが、これが、ネットワークプロファイルとなって、AWSコンソールで作成・管理するようになり、初期化は、このプロファイルを選択する感じです。

その他に、少し変化した画面なども含め、以下に作業を列挙します。

2 ネットワークプロファイル

デバイスの初期化作業の前に、AWSコンソールから、ネットワークプロファイルを作成する必要があります。

(1) Alexa for Businessのメニューから Network profilesを選択し、Create network profileをクリックします。

(2) SSID、security type、パスワード等を設定し、Nextをクリックします。

(3) 一覧として表示され、StatusNot in useとなっている事が確認できます。このように、複数のプロファイルを予め設定しておくことができます。

3 ツールへのクレデンシャル設定

(1) デバイス初期化のためには、メニューから、Shared devices を選択し、Set up devicesをクリックします。

(2) 表示されたポップアップからDownload and run Device Setup Toolをクリックして、ツールをダウンロードします。表示にある通り、現在、ツールは、Windows(Windows7以降)でしか利用できません。

(3) ダウンロードしたツールを起動すると、初回は、次のような画面となります。

(4) 管理ポリシーAlexaForBusinessDeviceSetupが付与されたユーザーのクレデンシャルをツールにセットします。

一旦、クレデンシャルを設定すると、Logoutしない限り、有効です。

4 デバイスのネットワーク設定

(1) Network Profileのプルダウンには、AWSコンソールで作成したプロファイルが選択可能になっています。

(2) 対象のEchoを初期化(オレンジ色が回る)状態にしてStart set upをクリックします。

(3) そのまま、待っていると、Echoがリストアップされ、初期化が進みます。

(4) StatusSuccessfulになったら、セットアップ完了です。

5 部屋(Room)へ紐づけ

(1) 初期化した、デバイスは、Roomに紐づけて初めて利用可能になります。Alexa for Businessのメニューから、Roomsを選択し、Add devicesをクリックします。

(2) まだ、Roomに紐づけられていない、デバイスがリストされますので、チェックしてAddをクリックします。

(3) 登録され正常に動作しているデバイスは、Connectionが、Onlineとなります。

6 最後に

今回は、Alexa for Businessでの、デバイスの初期化と登録(部屋への紐づけ)を、再整理してみました。

もしかすると、Alexa for Businessの利用経験の無い方は、デバイスの初期化の仕組みが、一般の利用と大きく違うことに驚くかも知れません。

個人利用と違って、AWSのクレデンシャルで初期化し、会社(部屋)に紐づけて利用されます。各デバイスの初期化は、禁止する事が可能で、また持ち出しも検出可能です。

再確認して、操作の変わっているところが他にもありましたら、また、まとめさせて頂きたいと思います。

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